近年、学校の授業では満足できず、塾に通ったり家庭教師を依頼するというのが当たり前という風潮が少なくありません。そんな中、塾と家庭教師のどちらがいいのか迷う方も大勢いらっしゃるでしょう。しかしどちらにも、それぞれのメリット、デメリットがあります。ここでは後者のメリット、デメリットを考えてみたいと思います。
まずは、多くの方が考えるデメリットとして、先生が直接自宅に来ることに対する様々な抵抗があるかもしれません。部屋をきちんと掃除しなくちゃ、先生のお茶を出さなくちゃ、先生に出すお菓子はどうしたらいいのかしら、など他人が家に来るからにはそれなりのおもてなしを考えるので、それが煩わしく思う方も多いかもしれません。先生の方もそれなりに遠慮をしても、そうはいかないと考える方も多いでしょう。しかし最近の家庭教師は、派遣元が定めた決まりとして、夕食やお菓子などの気遣いを拒否する先生も多いです。
また、家庭教師とは言えど、先生が自宅に行くのではなく、生徒が教室に行く、という形態を選択できる場合も多いです。ですから、先に述べた抵抗は考慮する必要がなくなってきていると言えるでしょう。では、家庭教師のメリットは何か。それは、何といっても1対1の指導であるということでしょう。
特に集団授業が苦手なお子さんには合っている授業形態ですし、そうでなくても先生を独り占めできるというのはかなり重要な要素です。また、授業の曜日や時間を、塾に比べると比較的自由に決められることもメリットかもしれません。このように様々な面がありますが、それぞれのお子さんに合う選び方をしたいものです。