どんな家庭教師をつけるかは、学年、お子様の学力、志望校で変わってきます。それぞれの状況に応じた家庭教師を選ばなければ、子どもの勉強をただ見張ってもらっているだけになってしまいます。たとえば、県立高校受験に向けて家庭教師をつけようとしている場合は、学校の通知表の成績を上げる手段を心得ている先生を選ぶ必要があります。なぜなら、現在の高校入試において最も重要なのは、学校の通知表だからです。
通知表の成績+試験当日の得点で合否が決まります。英語 数学 国語 社会 理科 体育 音楽 技術・家庭 美術の9教科を、多くの学校の通知表では1~5の5段階評価で点数をつけます。オール5のお子様であれば合計得点は45、オール4であれば36となります。この9教科の総合ポイントが、高校受験では大切なのです。
では、通知表の成績はどうすれば上がるのでしょうか。まずは、中間や期末といった学校の定期テストで点数を取ることです。この定期テストは、学校から手渡されている学習ワークの重要ポイントにそって作成される場合が多いです。だから、そこを抑えた指導のできる先生なら十中八九は点数を上げてくれるでしょう。
テストのポイントがわかっておらず、ただ宿題の答えを教えるだけの家庭教師か、テストのポイントがわかっている家庭教師か、そこを選択のポイントの一つとするべきでしょう。しかし、学校の通知表を上げるのはテストの点数だけではありません。学校指定の学習ワークを担当の先生に言われた期日までにきちんと提出する、ことも大切です。提出物の学習をおこたらないように指導でき、テストのポイントを把握している指導者を選べれば、確実な成果が期待できるでしょう。